略歴

2001年 3月 私立帝塚山学院泉ヶ丘高等学校 卒業
高校時代はサッカーが青春だった(中学はサッカー部がなかったので仕方なくバスケ部)。引退してからは今思うと燃え尽き症候群のような状態だったように思う。部活現役のときの方が意欲的に勉強していた。
2005年 3月 大阪市立大学 理学部 地球学科 卒業
地球のことが学べるということで、面白そうだったので入学した。地元の大阪だし。1、2回生のときはサークルにバイトに徹麻とある意味絵に描いたような学生生活だった。3回生くらいからちょっと真面目になった。
2007年 3月 大阪市立大学大学院 理学研究科 生物地球系専攻
博士前期過程 修了
研究が楽しくて仕方なかった。指導教員の先生からは研究に対する姿勢から物事に対する考え方まで多くのことを学んだ。今でも自分の研究スタンスはここにあると思う。岩石鉱物中の水の赤外分光測定を主に行う。この研究テーマは今でも誇りを持ってやり続けている。
2010年 3月 大阪大学大学院 理学研究科 宇宙地球科学専攻
博士後期過程 修了
ちょうど近い研究分野だった教授が阪大にいたので進学した。地元の大阪だし。赤外分光測定を引き続き行う。D2の終わりに次の研究テーマについて模索していたところマイロナイトというものにたどり着き、市大と共同研究を始める(出身研究室とは別)(当時はマイロナイトという言葉すら知らなかった)。静大にEBSD分析を習いに行く。その後、阪大のEBSD装置を自由に使わせてもらう。この分野を今後やり続けるとは。
2009年 4月 大阪大学大学院 理学研究科 宇宙地球科学専攻
日本学術振興会特別研究員DC2
2010年 4月 大阪大学大学院 理学研究科 宇宙地球科学専攻
日本学術振興会特別研究員PD (DC2より資格変更)
2011年 4月 東北大学大学院 理学研究科 地学専攻
日本学術振興会特別研究員PD
学振PDに通った。国内では最適の研究室+大学を選んだと思う。最初は地元の大阪を離れるのが嫌だった。固体圧変形試験を習い、長石の変形実験をする。ここで専門知識が大きく増えたが今思うとまだまだ(今もまだまだ)。多くの研究者から刺激を受け、飲み仲間になる。地元のサッカーチームに入る。今思うととても楽しく充実した生活で、人間的にも大きく成長できた。
2014年 4月 Department of Geology and Geophysics Texas A&M University, USA
(テキサスA&M大学地質学地球物理学専攻、アメリカ)
日本学術振興会海外特別研究員PD
まさかアメリカに行くとは大阪時代には思ってもみなかった。固体圧変形試験機を用いた石英の変形実験をする。東北大では長石だったので、アメリカでは石英で。→ 石英についても詳しくならなくてはと思ったため。地元のサッカーチームに入り週3でサッカーをする。それなりに英語が話せるようになる(結構勉強した)。
2016年 4月 東京大学大学院 理学系研究科 地球惑星科学専攻
特任研究員
フランス行きを前提に新学術領域のポスドクになる。東大では三波川変成岩中の水の赤外分光測定を行う。再び天然試料かつ学部時代から使っていた手法をメインにした研究にしてもらって感謝。今は閉店してしまった銀座プランタン屋上で週一でフットサル+銀ブラをする。上野が庭になる。
2017年 1月 Institut des Sciences de la Terre d’Orléans, Université d’Orléans, France
(オルレアン大学オルレアン地球科学研究所、フランス)
研究員 (東大より派遣)
アメリカ後、先進国ならどこでも生きていけると思うようになり、面白そうだしフランスへ。一番の理由は大御所の研究者と共同研究のためだが。アメリカでの石英の変形実験を受けて、フランスでは石英の粒成長実験を行う。→ 静的な機構についてもちゃんと評価しなくちゃと思ったためだ。なんとなく勉強していたフランス語だが、最終的にはBonjourとMerciの発音だけが上手くなる。色んな意味で楽しかったフランス生活だった。
2018年 4月 大阪市立大学大学院 理学研究科 生物地球系専攻
博士奨励研究員
大阪に戻る。これまで溜まっていた研究データをまとめる。アメリカとフランスに住んだ後、自分が日本のことを全然知らないと思い、日本を旅行する。漢字を勉強する。筋トレを始める。
2019年 6月 神戸大学 内海域環境教育研究センター
講師(研究機関研究員)
神戸大学でポストがあったのでお世話になる。受け入れ教員の教授からは研究分野は違うものの、研究に対する情熱や学生指導についてなど多くのことを学ぶ。私もいつまでもそんな情熱を持ち続けたいものだ。海上での実習や研究補助を行い、貴重な経験となる。
2020年 4月 神戸大学大学院 理学研究科 惑星学専攻
研究員
天然石英の塑性変形のすべり系と強度を評価する。粒成長の物理についてぼんやりと考える。2011年から東北大にて始めた長石の変形実験についての研究がやっと学術論文として公表される。TOEICを初めて受験してみる。955点。2回目980点。今後学生さんにアドバイスできるかな。
2022年 4月 大阪公立大学 理学部 地球学科
大阪公立大学大学院 理学研究科 地球学専攻
准教授
2024.5.1. 長期的な視点で色々な研究テーマに挑戦できるようになった。